JAWS-UGのカンファレンスイベント JAWS Festa 2025 が、2025/10/11(土) に金沢で開催されました。
私は一昨年の JAWS Festa 2023 (福岡) から3年連続の参加となりました。
本記事では本イベントのキーノートを振り返りつつ、私が最近感じていることを言語化してみたいと思います。
テクノロジーは何のためにあるのか
この問いに関して、私は「課題解決のため」だと考えています。
そして、そのテクノロジーは必ずしも高度である必要はないとも考えます。
7年前に遡りますが、ソラコムからSORACOM LTE-M Buttonが発売され、それを用いて現場の課題解決ができた事例をたくさん見ることができて、この気付きになりました。
企業でのSORACOMボタン事例については、2020/11に開催された SORACOM UG Online #2でも採りあげていますので、紹介したいと思います。
能登半島地震対応におけるリアルと課題
さて、話題をJAWS Festaに戻します。
キーノートでは前石川県副知事の西垣淳子氏により、能登半島地震への対応と、それにより浮き彫りになった課題について講演がありました。
概要としては以下のようなものでした。
- 2024/1/1に能登半島地震が発生し、即座に災害救助法の適用を申請した。
適用により、災害支援対応の主体が市町村から都道府県に移った。 - 通常時の住民情報の管理は市町村であり県が直接把握していないこと、また被災者が広域避難したことによって、状況の把握が困難になった。
- 支援を要する被災者が何処にどれだけがいるか把握できるよう、被災者データベースを突貫で作成する必要が生じた。
詳しくはアスキーの記事として発信されておりますので、こちらの記事をご覧頂ければと思います。
後続のセッションでは本件の構築に実際に関わった、耐災害デジタルコーディネーションセンターの、杉井氏、山本氏からの説明がありました。
本説明でいちばん印象に残ったのは、
突然、別地域からエンジニアがやってきても馴染むのに時間が掛かる。
普段から交流しておくことが望ましい。
ということでした。
そうですよね、信頼関係を築くのには時間が掛かりますよね。
地方のほうが現場の課題との距離感が近いのでは?
ITエンジニアは首都圏に集中していると言われており、実際全就業者の6割が一都三県に住んでいると言われています。

なお私も東京にあるSIerでお仕事させていただいており、業務外ではJAWS-UGやSORACOM-UGへのイベント参加、一部運営にも関わっている立場となります。
このような立場で居ると、素朴な疑問を感じることが時折ありまして。

仕事の中ではコミュニティイベントでの発表事例のような、現場の課題が見えないなぁ
現在の私のロールに起因するかもしれませんが、とにかく現場が遠いとの印象を受けます。
冒頭のようにテクノロジーは身の回りの課題を解決するためのもの、ですよね?
地方に行った方が、解決すべき生々しい課題が見えてくるのではないか? そんな想いが芽生えてきます。
地方ITコミュニティが解決の一助となるのか
そんな課題の解決方法として、
- 地方ITコミュニティの盛り上げ、と
- そこへの全国からの支援(参加)
という手段もあるのではないか、そんなことも考えます。
普段から交流するパスがあれば、能登半島地震の対応で課題になったような課題への対応にもなりますし。
各地域の方々においては、幅広い方々が参加できるITコミュニティで、幅広い課題を吸い上げられるような運営ができるといいですし、首都圏のエンジニアは是非地方コミュニティに足を運び参加して現場の課題に触れて、交流する。
そんなことが恒常的に行えれば日本がもっとよくなるのにな、と思っています。
ちょっと提言のような言い方で恐縮でした・・・
(余談)
私の地方コミュニティへの参加は、2019年3月に開催した JAWS-UG Nagano/ SORACOM UG 信州 /TwilioJP-UG 共催ハンズオンイベントにまで遡ります。
各社のエバンジェリストの方々と共同でイベント運営できた、大変思い入れ深いイベントとなりました。
コロナ禍で一時中断しておりましたが、最近も地方イベントへの参加を再開しています。
運営の方々・現地参加の皆様から温かく歓迎いただき、大変楽しく交流させて頂いております。
いつもありがとうございます。
おまけ
JAWS Festa翌日、には恒例?の大人の遠足に参加して能登に行ってきました。
震災語り部列車に乗車し、震災当時の苦労を知ることができましたし
沿線住人の方が手を振ってくれることに感激でした。

当日は先端の珠洲市まで行き、震災からの復興を確かに感じることができました。
当日参加の皆様、ありがとうございました!
今後ともよろしくお願いします。










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