こんにちは、木澤です。
SORACOM MVCに選出頂いて2年、今年もあまりSORACOMに関する活動ができなかったなと反省しきりですが、今年もアドベントカレンダーにアウトプットして免罪符とさせてください。
なお今年のSORACOM UGの活動として、2つの大規模イベントの司会を主に担当させていただきました。
来年はちゃんと技術的なアウトプットをしてコミュニティに貢献したいと心に誓うのでした。
英語で会議脱出ボタンのLTにチャレンジ
さて今回は、今年9月に行った人生最大のチャレンジについてお話ししたいと思います。
人生最大のチャレンジをやりきった
— t.kizawa (@kizawa2020) September 26, 2024
会議脱出ボタンの英語版ブログ
私は過去、ボタンを押したら電話が掛かってきて会議を中座できる、通称「会議脱出ボタン」を、SORACOM LTE-M Buttonのユースケースとして発表しました。
そして、昨年の Soracom LTE-M Button(グローバル版)の発売を機に、英語版記事も発表しました。
ただ正直、思った程の反響は無かったというのが実際でした。
本ブログサイトが日本語だから英語での検索に掛からないという理由もあるのですが、この話を友人と会話した際にも
会議を脱出するというテーマ自体、英語圏ではウケるのかな?
というコメントがあり、確かにそうかもなー(文化が違うかもなー)と思っていました。
チャンスが巡ってくる
私はAWS Ambassadorにも認定いただいておりますが、年次カンファレンスである AWS Ambassador Global Summitが毎年9月に開催されており、今年もシアトルで開催されました。
私は2022年から3年連続の参加となりますが、今年は3日間と余裕のあるスケジュールでした。
そのためかライトニングトーク枠も多く、合計24名(うち6名が日本人)に発表の機会がありました。
英語力の観点で私にとっては厳しいと感じつつも、過去の回で登壇した日本人Ambassadorがカッコいいと思っていたこと、Ambassador認定を頂いているうちに1回はチャレンジしておきたいと思っていたこともあり、思い切って立候補してみることにしました。
テーマとしては、日本におけるIoTボタンのユースケースの紹介ということで
- AWS IoT 1-Clickがサービス終了するが、ソラコムのサービスで代替できる
- SORACOMプラットフォームとLTE-Mボタンの概要
- SORACOM LTE-M Buttonが2018年に登場して以来、日本では独自のユースケースが進化していること
- そして自分のアイディアとして会議脱出ボタンを紹介
- ボタンを押すことでAWS Lambdaが実行できるIoT Buttonの可能性は無限大
と解説する流れで作成してみました。
ご了承頂ければと思います。
当日はパワーポイントのノートにスクリプトを埋め込み臨みました。(一部暗記)
流石に英語のプレゼンを丸暗記するのは不可能でしたので。。
発表の様子
さて、冒頭の様子を動画で撮影いただいていたので、ハイライトの部分のみカットしてお届けします。
結論:大ウケでした。
こういうネタってちゃんと英語圏でもウケるんだなと思って安心しましたww
(なお緊張からか、プレゼンが終わった後に 腹痛に襲われて暫く苦しんでいましたとさ)
感想
AWS界隈では日本はブログのアウトプットが多いので「謎のAWS大国」のように見られていたり、日本語ブログを逆翻訳して読まれているという話はよく聞きますが、ブログを英語で書いてみるだけなく、機会があれば英語でのプレゼンテーションをすることも効果があることを実感しました。
今年はグローバルのイベントとしてJAWS Pankration 2024が開催されましたが、こういうイベントを利用して、是非自身のアウトプットをグローバルに広げることにチャレンジすると、より世界が拡がると思っています。
(なお私のプレゼンの次には、前原さんがJAWS Pankrationのアーキティクチャについて語ってました)
グローバルへのアウトプットにチャレンジされる方が増えると良いですね。
最後に話をSORACOMに戻します。
今回シアトルにお住まいのソラコム安川CTOとお会いでき、今回のプレゼン結果をお伝えしました。
英語圏でLTE-M Buttonの売れ行きは好調とのことで、グローバルボタンは「ひげボタン」のように接点端子がありますので、別の機器と接続して通信する用途が多いようです。
また実は本プレゼンの前半に「Do you know SORACOM?」と聞いたのですが、手を挙げたのは20%くらい?(日本人含む)だったので、まだまだ伸び代はあるなと思いました!
AWS IoT 1-Click終了のタイミングではありますが、代替手段としてSORACOM LTE-M ButtonやSORACOMプラットフォームが更に浸透することを期待しつつ、本記事の締めとしたいと思います。
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