IIJmio meeting 16 参加してきました

去る2017/7/15(土)に開催された、IIJmio meeting 16(東京会場)に参加してきました。

「格安スマホ」の修理・スマホがつながる仕組み・通信速度とは?
7/8, 7/15に開催したIIJmio meeting 16の発表資料を公開します。参加者の皆さんに書いていただいた、レポートblogへもリンクしています。

以下、個人的な感想を交えて簡単に内容を記載します。

格安スマホ(MVNO)における修理や保証の話

【内容の抜粋】

  •  大手キャリア(MNO)ではショップ対応/もしくは送付となる
    • 代替機貸出も受けられる
    • 補償サービスに加入すれば(リフレッシュ品への)交換もできる
  • 格安SIM(MVNO)では基本的にメーカによる保証となり、条件はメーカ各社により違う
    • 但し例外的にHuaweiは東京(銀座)/大阪(梅田)の窓口で即日修理が可能
      また全国のY!Mobileショップにて、(Y!Mobile提供の機種でなくても)窓口サポートが受けれる(この場合は預かり修理、代替機貸出も可能だが事前問合せ要)
  • IIJmioの場合は「端末補償オプション」を提供しており、リフレッシュ品への交換が可能。但しメーカ保証内の故障であればメーカサポートの利用を推奨
    • IIJmioが販売している機種のみ(全てではない)
    • 端末購入時にのみ加入できる。後日加入、及び再加入不可
    • 盗難・紛失時の対応は不可

【感想】

  • MNOの場合は基本的に分離プランではないので、端末を壊してしまうと月々の料金からの割引が受けられる権利が消滅してしまう。なので是が非でも24カ月使い続けられるよう、手厚い保証が受けられるようにしておく必要があるのだけど・・・
  • 格安スマホ(MVNO)の場合は、そもそも分離プランなので端末を壊してしまってもMNOのような不都合は発生しない。よって保証に入らなくても、壊してしまったら諦めて新しい端末へ切り替えることができる。
  • 端末購入時の一時金が目立つのは致し方ないとしても、やはり分離プランの方が精神衛生上いいよね、と思いました。気に入らない端末でも切り替えができるしね。
  • Huaweiの取り組みは良いと思う。
    同社のスマホはまだ保有したことないけど、安心だと思う。

スマートフォンがつながる仕組み

【内容の抜粋】

  • 上記スライドの通りなので割愛します。

【感想】

  • 大昔(学生時代)に無線通信を専攻していたので、すんなり理解できました。
  • 3G(CDMA)は4G(OFDMA)に「取って代わった」との説明がありましたが、私は4Gは3Gの拡張規格との認識でした。今まで勘違いしていたのかな。
  • 特にローミング時の動きは理解しておくと良さそう。
    IIJmioがフルMVNOとなった際に何が変わるのか?理解につながると思う。

通信速度に影響を与える要素について

【内容の抜粋】

  • スピードテストアプリの仕様について
    • TCP(HTTP)と、PINGによるRTT(ms)で測定している
    • TCPで測定しているのは、現行インターネット上で最も多いトラフィックだから。(約9割)
  • スピードに影響を与える要素
    • 無線区間の混雑 : 朝のターミナル駅周辺等であり得る
    • バックホール  : MNOキャリア内のバックボーン(まずありえない)
    • POI(MNO-MVNO接続点)の帯域
    • インターネット側の混雑(要するにサーバ側)
  • POI帯域について
    • 帯域拡張に納期1カ月かかるため、事前予測する。読み違いもある
    • 原価に占める割合が高いため、無駄に増やせない
  • TCPの仕様について
    • 徐々に速度を上げる仕様になっている。パケットロスしたら速度を下げる。
    • RTTが速度に影響する(遠くなると速度は遅くなる仕様である)
  • POIの帯域が不足(輻輳)するとどうなるか
    • パケット破棄 : 再送する必要があり悪循環
    • バッファリング: ネットワーク機器で一時的に保存(長くても10ms程度)
  • IIJmioのネットワークポリシー= 優れた土管
    1. 再送は極力減らす
    2. クーポン制による公平性担保
    3. 遅延は一定になるようチューニング
    4. 実利用での品質を重視している(バースト機能により初速が出やすく)
  • 再送を極力減らし遅延の揺らぎを小さくしているチューニングになっているためRTTが長めになる傾向である。⇒ 上記のTCP仕様につきスピードテストでの速度が出にくい傾向である。(※スピードテストにチューニングするとか、言語道断)
  • ただ抜本的な改善策として、POI帯域増強も引き続き行うとのこと

【感想】

  • ネットワークチューニングのポリシーの話はためになりました。
  • 老舗であるIIJの担当者からの説明ですし、説得力ありますよ。

初めての参加でしたが、大変ためになる話ばかりで楽しかったです。
MVNO事業はなかなかしんどいと思いますが、引き続き応援しています。

IIJmio Meetingは、また次回も参加できればと思っています。
引き続きよろしくお願いいたします。

補足:au回線のMTUについて

IIJmio タイプAの記事で書きましたau網のMTU問題の件について確認しました。
恐らく以下の認識で正しそうです。

  • au網でSIMフリー端末を用いる場合、MTUを1420バイト以下にすればau網内でのフラグメントが起こらなくなり、速度向上するのは事実
  • 但し現状MTUの決定は端末メーカ(ファームウェア)にて行っており、IIJmioとしてもコントロールできない状況。気にする向きの人は、root化して自分で設定変更するか、au販売の端末をSIMロック解除して使用するしかない。
  • 実際IIJmioが販売しているAndroid SIMフリー端末もMTU 1500バイトである。
    au網内でフラグメントによる速度低下が起こっているかもしれないが、実使用において問題がなければ気にする必要はない。

 

コメント

  1. 寺下 より:

    すげーすね。